2016年3月21日月曜日

大船ハニービー ライブレポ

だいぶ遅くなってしまいましたが、ライブレポを書きたいと思います。

まずは出演者の方がたのご紹介。

★ こすぎえり さん

クラシックギターを爪弾き、素のまま飾らないままボサノバのような曲調で歌われていました。心が洗われるようなさらさらとした声に癒されていました。”ありがとう”という曲が心に残っています。ありがとう、という言葉はありふれているがゆえに、自分は歌詞にするのに億劫なんですが、こすぎえりさんの”ありがとう”は、こすぎさんにしか言えない”ありがとう”でした。

★ 安石よし美 さん

ピアノの阿部紀彦さんと一緒にステージをされており、大人な雰囲気の音楽に包まれました。自分はPOP畑の人間なので、流れるようなサビへの持っていきかた、終わり方など凄い勉強になりました。安石さんもまっすぐな歌い方で、うー真似できないなぁと悔しんでおります(笑)
阿部さんの強弱の自由さ、表現の幅広さにも口をあんぐり開けて見ていました。あ、そうだ。鍵盤って88鍵あるんだっけ、ってなりました(笑)

★ Down'N Mellow
居相さん(ハーモニカ)、横井さん(ピアノ)のユニット。ゲストボーカルに長谷部利恵さんを迎えてステージを組まれていました。居相さんの演奏は、いちボーカルとしての立ち位置とかわらないなと感じました。あの存在感を自在に操る姿は風を操っているようにも見えます。長谷部さんをボーカルに迎えた際は一気にメロディからバックの立ち位置に代わり、存在感の種類が変わりました。
横井さんは絶妙なコード感がたまりません。一本一本の弦が共鳴している感じがしました。あと、単音の強く和らかな感じは、どうして同じピアノによってこうも変わるのか不思議です。
長谷部さんのフラットな歌い方、だけど物語るような歌い方は圧倒されました。他の曲も聞いてみたい。

★Monchika さん
我らがモンチカさんのステージは、ピアノ弾き語り+居相さんのハーモニカとシンプルでした。
弾き語りスタイルをあまり見ていないのもあるのですが、今回のモンチカさんは”塊”という感じがしました。自分も弾き語りをするとそうなんだなあと、たまに思うんですが、伴奏に合わせて歌う時と、自分で弾き語る時とは違うんですよね。ありのままの”モンチカ”がぶつかってきました。いつもよりも迫力を感じました。


そして宮本翔太のセトリは今回こちら

1.負け犬の遠吠え
2.エール
3.カフェへいこう
4.SUN(星野源)
5.夕
6.ガラクタパレード

今回は色々アレンジを加えてみました。
負け犬の前、夕の前に前奏を付けくわえてみたり、ガラクタパレードをなかなか終わらなかったりw

このライブを機に大きく自分の中で変化がありました。
”ステージ”という場所の意味が変わりました。

ライブの練習でスタジオに入った時、休憩になったんですがその時、「よし、休憩だから気楽に歌おう」と思ったんです。それがすごくうまく歌えました。それこそ風になるように。

「なんでこれがライブでできないかな」と思ったのですが、よく考えてみれば「それはその気持ちでライブをしないからだ」という結論にいたりました。最近「ライブは培ってきた完成形を見せるもの」となってきていて、「間違えちゃだめだ」「丁寧に歌わないと」と思っていました。

しかし、SHAKA2やSOUL SURVIVORSのリーダーはライブだからこそ、自由にやっていなぁと思い返し、「そうか、頑張って来たご褒美がライブなんだ。ライブだから”さぁ好きにやって”いいんだ”」と思うことが出来ました。練習はもちろんきちんとやるし、レベルを上げていかないといけないけれど、ライブはそれを解き放つ場所。

その時の空気、ステージのライトで熱くなった感じ、場所の緊張感、その時の心境を全部ひっくるめて、口から歌を歌うのが、ライブなんだなぁと思いました。
緊張するならすればいいし、間違えるなら間違えればいい。間違わないために練習をたくさんしてきたのだからそれを恐れていてははっちゃけたライブが出来ないんだなぁと思い始めました。

結果、今回のライブは3,4曲歌詞を間違えましたが、その場の空気を自分のものにするでもなく、飲まれるわけでもなく。会場と自分が同じ温度になれたような気がします。何より楽しかった!


以前、好奇心が足りないという話をしましたが、そうなのかもしれない。
ライブは”ご褒美”。だから好きにやろう。と思うことが出来ました。

数年来の進歩が出来た。良かった!


そして色んな人から新しいアルバムはまだかと急かされました!そうだ!急がないと!!!

てなことで、これから取り掛かります!
どうか首を長くして待ってて下さい!